IH加熱反応釜(防爆対応可能)
熱媒油不要のIH加熱(誘導加熱)反応釜
化学・食品・薬品工場の合成・蒸留・溶解などの加熱工程を対象に、熱煤不要のIH加熱反応釜を開発いたしました。
従来のガス・重油焚きの熱媒油方式に比べ、火災の危険性が少なく、高い安全性・省スペース・省メンテナンスを実現しました。
防爆構造のIH加熱反応釜も対応可能です。
- 防爆構造
- 制御盤
IH加熱反応釜の製品特徴
- 熱媒油設備不要
- 誘導加熱により、反応釜自体が発熱します
- 防爆構造の対応可能
- 用途に応じた各種カスタマイズが可能です
- 省スペース化
- 反応釜とインバーターのみで構成。熱媒油の約2割です
- 省メンテナンス
- 一般電気設備と同様に、年一回程度のメンテナンスでOK
IH加熱反応釜の仕様
使用電源 | AC200V 三相(防爆構造型式検定合格品) |
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内容量(L) | 100(防爆構造型式検定合格品) |
加熱能力(kW) | 20(防爆構造型式検定合格品) |
反応釜材質 | SUS329J4L(防爆構造型式検定合格品) |
製品温度(℃) | MAX300(防爆構造型式検定合格品) |
防爆構造 | 本体:内圧防爆構造、端子箱:安全増防爆構造(防爆構造型式検定合格品) |
冷却性能 | 内部水冷管(防爆構造型式検定合格品) |
防爆対応可能 | 本製品は防爆対応可能です。防爆について、詳しい情報は「防爆ページ」をご覧ください。
>防爆仕様について |
IH加熱反応釜の導入分野
化学工場 | 石油化学、樹脂、化学繊維、塗料、接着剤 |
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食品工場 | 健康食品(機能性食品・脂肪酸などの油脂系) |
薬品工場 | 医薬品・化学薬品 |
熱媒油方式とIH加熱反応釜の比較
従来方式(熱媒油式)
油・ガス焚きのボイラから高温の油を供給し、反応釜を加熱
- 引火性の高い「熱媒油」や「溶融塩」を使用
- 多数の設備で構成されるため、大きな設置スペースが必要
- ボイラなどのメンテナンスに手間
IH加熱反応釜
誘導加熱により、反応釜自体が発熱
- 引火性の高い熱媒油や溶融塩を使用しないため安全
- 反応釜とインバータのみで構成されるため省スペース(熱媒油の約2割)
- 省メンテナンス(一般電気設備同様、年一回程度のメンテナンスで可)(従来の熱媒油方式は、ボイラ・膨張タンクなどの点検・修理や熱媒油の交換が必要です)
加熱源の温度帯(従来とIH加熱反応釜)
温度カーブ(IH加熱反応釜)
缶壁温度と液温の温度差(⊿T)が小さく被加熱物に優しい制御
IH加熱反応釜:図面
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高い要求に対し経験と技術で最適なヒーターを提案します。様々な問題点に対し取り扱う製品を基に既製品にはないオーダーメードの新製品も製作することが可能です。