加熱膨張で強力なボルト締めヒータを開発
橋梁などの建設現場からのご相談。
お困りごと:四季の変化による金属膨張により、締結ボルトに緩みが出る。
顧客のお困りごと
建設現場で使われる長尺ボルト。
温度変化による膨張が大きく、締結力が低下することが悩み。
・締結材料の線膨張係数(夏:大、冬:小)
・ボルトの線膨張係数(夏:小、冬:大)
業種:プラント・造船・建設
課題
- 課題1
- 夏場の締め付け作業:確実な締結をしても冬場は締結力が落ちる
- 課題2
- 冬場の締め付け作業:確実な締結をしても夏場は締結力が落ちる
日本電熱の提案
ボルト締めヒータをご提案
- 中空ボルトの中にボルト締めヒータを挿入し、ボルトの温度を上げる
- ボルトが膨張した状態で増し締めを行い、締結する
- 特殊なヒーター形状が特殊を提案(半円のヒータを2つ合わせにした形状)
- ポイント1
- 締結材よりもボルトを膨張させて締めることで温度変化に対応
ヒーター開発で解決できたこと
事前にボルトを加熱して締め付けを行うことで、気温の変化による緩みが発生することなく、確実な締結を実現しました。
問題解決に対応した技術
締結するボルトを確実に加熱する「特殊ヒータの製作技術」
担当者の声
古い技術ですが、建設現場に限らずに活用できる術と思っています。熱膨張によるお困り事がありましたら、ぜひご相談ください。
取締役 武井邦夫
ヒーター開発のソリューション事例
お問い合わせはこちらから
高い要求に対し経験と技術で最適なヒーターを提案します。様々な問題点に対し取り扱う製品を基に既製品にはないオーダーメードの新製品も製作することが可能です。