共同研究論文が「International Journal of Biological Macromolecules」に掲載されました

 共同研究した論文「Fibril matrices created with collagen from the marine fish barramundi for use
in conventional three-dimensional cell culture(従来の三次元細胞培養で使用する海産魚バラマンディ由来の
コラーゲンで作製されたフィブリルマトリックス)が「International Journal of Biological Macromolecules
(Vol.203号)」誌に掲載されました。

 本報は、東京都立産業技術研究センターとの共同研究による成果です。
 魚由来コラーゲンは生物医学的応用が期待されています。
しかし、魚由来コラーゲンは哺乳類由来コラーゲンと比較して、熱安定性が低いことが課題となっていました。
本研究では、海洋魚のバラマンディの鱗から抽出されたコラーゲンに注目し、コラーゲン線維マトリックスで
利用されるコラーゲンの適合性を実証しました。
バラマンディ鱗コラーゲンの変性温度は魚のコラーゲンの中で高い値いを示しました。
また、バラマンディ鱗コラーゲンは37℃で熱的に安定し、細胞の3次元培養に使用可能であることが実証されました。

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◇お問合せ先 
担当者:事業開発部事業企画グループ 豊間根
TEL:0238-87-8292

①パラマンディ鱗 魚由来コラーゲン繊維ゲル
①論文掲載申請書写真データ220817.jpg
②都産技研研究紹介細胞の包埋培養に利用できる魚コラーゲンの探索
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②都産技研研究紹介細胞の包埋培養に利用できる魚コラーゲンの探索.jpg